2021年6月11日、ダイヤモンドバックス戦で大谷選手が1試合2ボーグを記録しました
1つ目は上体が動いたから?2つ目は静止していないから?
らしいです。
あれはボークじゃない!誤審だ!
というような意見がほぼ多数みたいです。
ボークかどうかはもちろん大切ですが、別の部分に問題点があると感じました。
それはどこか?
結論から。
審判が全てを決める
という部分が問題のように思えます。
スポーツでは審判が決めるのが当たり前じゃないの?逆にじゃあ誰がジャッジするの?
とも思えますが、
正確には、審判が全てを決めすぎているように思えます。
審判の権限は絶大
審判員の試合における権限というのは絶大です。
1試合を運営する責任がありますので運営する上で必要な権限が与えられています。
(b)本規則(ルール)を厳格に適応する権限を持つとともに、その責に任ずる。審判員はプレーヤー、コーチ、監督、、(長いので中略)、、支障のあるときには、その行動を差し控えさせることを命じる権限を持つ。
(c)審判員は、本規則に明確に規定されていない事項に関しては、自己の裁量に基づいて、裁定を下す権能が与えられている。
(d)審判員は、プレーヤー、コーチ、監督または控えのプレーヤーが異議を唱えたり、スポーツマンらしくない言動をとった場合にはその出場資格を奪って、試合から除く権限を持つ。
※長いので省略している部分あり。
公認野球規則 9.00審判員より
これだけ聞くと、審判には逆らえないですよねww
要は審判に逆らう者は全て排除できるということです。
急に審判がめちゃめちゃ怖く見えてきます。
必要であれば、グラウンド整備員、新聞記者、放送局員なども退場させることができるみたいです。
俺がルールだ!ですよねw
責任を持って試合を運営する以上、権限を持つのはわかりますが、あまりにもその権限が大きすぎると感じます。
高校野球を見てても、今のストライク?という投球でもバッターは顔色ひとつ変えません。審判には逆らうな!そう教育されているからですね。私も実際そうでした。
人が裁くという点
と言えども、人間なのでミスはあります。失敗はあります。
それはそれで仕方のないことですが、それを補おうとするのが、ビデオ判定であり、リクエスト制度です。ただこれも結局は人が判断するのです。機械が判断するのではありません。
野球以外のスポーツでもまたビジネスの現場においても、DX(デジタルトランスフォーメーション)の活用がどんどん浸透してきています。
要はIT技術を使い、生活なり、仕事なりをより良いものにしていきましょうということです。
他の記事にも書きましたが、スポーツ界でいうと『ホークアイ』です。
複数のカメラを使い、ライン上の際どいプレーを判定するのものです。テニスやバレーボールなどで採用されています。
今回の大谷選手のボークにそのホークアイが使えるかどうかはわかりませんが、上体が動いたかどうかなんて、何度も見ましたが、今回のプレーは人の目では判断できません。
その為に、他のスポーツ界では微妙な判定の際には、色んな技術を駆使しているのです。
審判が裁く野球
ただ結局2021年時点で、野球は審判が最終判定します。
リクエスト制度までです。
なぜか?機械に判定されたくないという野球界、野球人の思いもわからなくはないですが、
公認野球規則の9.00の(c)による部分も大きいような気がします。
(c)審判員は、本規則に明確に規定されていない事項に関しては、自己の裁量に基づいて、裁定を下す権能が与えられている。
ルールに載っていないものは、審判がルールになるんですね。
審判=神様と一部で言われる理由はおそらくここにあるのでしょう。
審判の権限は必要だし、毅然としたジャッジもわかります。
ただ、誤審と疑われた場合等はもう少し謙虚になってくれてもいいんじゃない?
と思えたりします。
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