この前、メンバー間での話になりました。
『フレーミングは無くなるのか?』
遠い未来はわかりません。ルールも年々変わっていってますから。
ただ近い未来では無くならないのではないでしょうか。
野球は野球で独特の考え方があるのかもしれません。
フレーミングとは?
フレーミングとは、
野球に置いて、捕手がストライクゾーンギリギリのボール球を球審にストライクとコールさせる技術のこと
wikipediaより
審判を欺く行為とも言えますよね笑
それが堂々と技術として取り入れられているというところが凄いですね。他のスポーツで、ジャッジを覆すような技術を練習しているというのはあまり聞いた記憶がありません。
つまり、ギリギリの裁定はこちらの努力次第でいくらでも変えられるよ、ということです。
他の球技を見ると、フレーミングどころか、最近のスポーツでは最新の技術が取り入れられています。代表的なのが『ホークアイ・ライブ』ですね。
ホークアイ・ライブ
ホークアイ・ライブ出現でライン上判定があるスポーツは次々に導入。
2006年テニスに導入 2012年サッカーに導入 2014年バレーボールに導入
ちなみに野球はと言えば、
2014年 MLBチャレンジ制度導入 2018年 NPBリクエスト制度導入
野球だけ熱が違う??w
ラインがいっぱい引いてあるスポーツなんですが、、、。
田中マー君はフレーミング技術向上を求めた
NPBで2021年に楽天に復帰した、田中マー君が楽天捕手陣にフレーミング技術向上を求めたという。野球界のトップクラスの選手が、ボール球をストライクに見せる技術、フレーミングの向上を2021年に求めた。
つまり、野球界は『ホークアイ・ライブ』を使う気はさらさらなさそう。
にしても線上の際どいプレーもストライクゾーンもそうだが、なぜハッキリ決めてしまわないのだろう。線上のプレーだけでも機械で判定すればスッキリするような気はしますが、、。
機械による判定は求めていない
野球では、ホークアイ・ライブのような機械による正確な判定は求めていない。つまり、誤審が仮にあったとしてもそれもスポーツの範疇だと捉えることができる。正確な判定なら様々なシステムを導入したらいいわけです。もちろん未来はわからないが、今のところそうはならないわけです、
機械はごくごく僅かな誤差しかない。かなりの確率で正確である。ならば機械を使えばいいわけです。
ストライクゾーンも3Dの五角柱をベースの上方空間に作ればいいわけです。
でもそれはしないのです。むしろ逆で人間によっていかにボール球をストライクに見せようとするかという技術の向上が求められているわけです。
明らかに逆行しています。なぜでしょうか?
誤審も野球
世紀の大誤審
2006年のWBC日米戦。王監督が指を立ててNo、No、とジェスチャーしながら出てくる姿は印象的でした。明らかなリタッチのタッチアップにも関わらず判定は覆らず。誤審を擁護する気はさらさらないし、審判にはキッチリとしたジャッジを求めますが、
誤審がドラマを生む
という言葉もあります。
審判の絶大な権限
野球審判には、かなりの権限を与えられています。公認野球規則にも記載があります。
つまり、審判がその場を決める、のであり、誤審も含めて野球の魅力であると伝えているのではないかと感じます。
今でもありますよね、ホームランが入ったかどうか。
そんなのバレーやテニスみたいにカメラを導入すれば、一目瞭然なわけです。
でもそれはしないのです。そして譲歩したラインが、リクエスト制度です。
リクエスト制度
結局これも、人がビデオをスローで見ているに過ぎなくて、ITやDXだとか言われている現代ですごくアナログですよね。
それでもホークアイ・ライブを導入しようとはならない。
なぜか?
皆は誤審含めたジャッジ、プレーに魅力を感じているからである。
フレーミング、ポール側のプレー、アウトかセーフか際どいプレーへの審判のジャッジ。
その全てのプレーに野球人が魅力を感じているからに他ならない。
機械で裁かれたくないのだ。
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