アラフォー監督、比較的サードが得意です。
やっていたからですw
とりあえず以前サードの守備位置はお伝えしましたが、今回は状況に応じてのサードの動き方、考え方をお伝えできたらと思います。
大前提として、どんな打球がくれば、どこに投げるのかというのを意識しながら守ることが重要です。これも野球頭ですね。野球をずっとされてきた方は、当たり前に染み付いていると思いますが、未経験者、社会人から草野球を始めた方は正直わかりません。それは仕方のないことですが、練習や試合を重ねていく上で、監督がいかにチームに浸透させれるかだと思います。
未経験者の方は、上手く打ちたい、上手く守りたいしか頭にありません。試合を組み立てるということを、少しずつでも野球の考え方を浸透させていくのが監督の役割でもあると思います。
ノーアウトランナー1塁
強いゴロならゲッツー狙い。
ただし、セカンドへ悪送球すると、ランナーは確実にサードもしくはホームを陥れられる可能性もありますので注意が必要。またサードからセカンドファーストというのはゲッツーコースでは一番距離のあるプレーです。6−4−3、4−6−3より難易度は高いです。その為には、速い打球かつサード、セカンドの速い送球が求められます。
ボデゴロなら迷わずファーストへ送球。
バントも警戒しつつ守る。バントの際は猛チャージ。その時に気をつけたいのが、チャージした後はすぐにサードへ戻ること。ベースがガラ空きです。ベースを空けたくないが為にチャージしないのは間違いです。バントの際は、ピッチャーに負担をかけない為にも、サードが処理する気持ちで守ることが大切です。
ランナー1、2塁(ノーアウト、1アウト)
セカンドランナー盗塁を警戒しつつ守る。
送りバントの可能性大。
この状況ではサードが空いてしまうためチャージしない。なので、バントの場合ピッチャーがサード寄りのゴロを処理する。
ただし、プッシュ気味にバントをされた場合は、サードのボールになる為注意が必要。その際は、バッターランナーをアウトにするのがセオリー(1.2塁ランナーはおそらく無理)。
サードベースへ着くのを想定しながら、プッシュ気味もしくはボテゴロを意識し、前進気味で守る。気をつけたいのは、盗塁や送りバントを意識し過ぎて、ベース寄りに守りすぎないこと。
未経験者の方は、ベースに寄りがちです。
バントであれ、盗塁であれ、少々離れていてもサードに入れます。
そこは監督なり、キャッチャーなりが指示する必要があります。
サード正面の強いゴロの場合、ゴロを捕球後サードベースを踏んでセカンドかファーストか。
ライナー性の打球だと、グラブに捕球しようとして一旦弾いて(故意落球認められていませんが)、サードベース踏んでトリプルプレーを狙うかどうか。
打球の方向、強さに応じての状況判断が求められます。
ランナー2塁(ノーアウト、1アウト)
ランナーを牽制しつつ守るのは同じですね。
ただ、ランナーが埋まっていない分、少しやりにくい状況。事前にランナーを見ながら、ゴロの際にサードへ突っ込んできそうかどうか確認。
三遊間のサードゴロの際に走ってきそうなら捕球した後タッチする心算を。そしてファーストへ送球。
強い打球かつランナーが走ってきそうなら、捕球後ランナーを牽制しつつ、一旦偽投するのもアリかもしれません。偽投して飛び出してくれたら、ランダンプレーでアウト。飛び出さなくても速いゴロならすぐ投げればアウトにできると思います。
ランナー3塁(ノーアウト、1アウト)
サードベースは絶対に空けないこと。いつでも牽制が来る準備ですね。
未経験者の方は、ボールから目を切りがちです。ランナーはそれも見ています。いつでもどこでもどこからでも牽制が来ることを想定することが大切です。ランナーを好き勝手にさせてはいけません。
ゴロ捕球は早くてもボテゴロでもランナーを牽制しつつ、ファーストに投げれば大抵は走れないと思います。走りそうなら偽投もありかもしれません。血を這う速いゴロ、ライナー性は、ダブルプレーの可能性もありますので、捕球後、ランナーもしくはベースに飛び込むくらいの想定でいる必要があります。
満塁(ノーアウト、1アウト)
試合状況、草野球のレベルにもよりますが、草野球の場合、中間守備は敷きません。
もちろん、ベースには着きつつ、
前進、前進バックホームのみです。
狙うはホームゲッツーです。
気をつけたいのが、ここ一番のエンドランやギャンブルスタートです。
最終回、こちらが1点差リードもしくは、同点の場合、相手チームはとりあえず突っ込んできます。
ランナーに負けないくらいのチャージじゃないとホームで刺せません。
猛チャージです。
スクイズも警戒は必要ですが、今の時代減ってきていることは確かです。
スクイズにせよ何にせよ、前進猛チャージは変わりません。
まとめ
サードはポジションの中で頭を使わないポジションだとよく言われます。
野球経験がない方ほどそう言います。
実際サードはめちゃめちゃ考えることがあります。チーム状況によっては司令塔にもなり得るポジションです。余談ですが、投手に声をかけるのもサードの役割の一つです。
一つ一つのプレーには必ず意味があります。
その意味を考えつつ、ファインプレー目指して草野球を楽しみましょう!
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